animeとかメインのちゃんねる。現在は悪魔くん(メフィスト2世×エツ子)かな。
フォーチュンクエスト*トラップ×パステル
いつか叶う夢
いつか叶う夢
ふと、考えたことがあった。
今でも憶えている。
締切から解放されて、ひとりで旅館の裏でボーッと空を眺めていたとき。
どこまでも青く澄み切っていて、時々優しい風が髪を撫でていった。
ずっと冒険者として、このメンバーで冒険していられるのかな・・・・
答えは判っている。
いつか離れ離れにならなくてはいけない時が来る。
『いつ』とははっきり言えないけど・・・・。
その日は必ず来ると思う。
でもね、それは悲しい別れじゃない。
それぞれの未来の為なんだって・・・。
クレイは騎士団に入るんだろうな。
トラップは勿論、盗賊団を継ぐだろうし。
キットンはスグリさんとキットン族の再建でもするのかな。
ノルは、メルと一緒に暮らすだろうな。
ルーミィだって、大魔法使いとかになっちゃったりして。
シロちゃんだっも飛び方だって上手になって、人間の姿にもなれるようになってて。
もしかしたら、ルーミィと二人で冒険してたりして。
なんて、通り掛かったトラップを引き留めて言ってたっけ。
「・・・・・しっかし、おめーも暇だなぁ。んなこと考えてられんだから」
「ひどいなぁ。そんな言い方しなくたっていいじゃない!!」
パコンッとトラップの頭を小突いた。
「ってーな。
・・・・それより、おめーは・・・・パステルは何してんだよ」
そう、トラップに言われて考えた。
全く考えてなかったから。
みんなと別れた後も冒険者???
・・・・・・・・無理かも。
じゃあ、小説家???
・・・・・・・・・今だって締切ギリギリなのに。
『うーんうーん』唸って考えていたとき。
突然頭を叩かれた。
「いったーいっ!!」
・・・・・・・・わたし、トラップのことすっかり忘れていた。
「ねぇ、トラップはわたしが名にしてると思う?」
「さぁね」
トラップは立ち上がると口笛を吹きながら歩いて行った。
「何?その答え。
・・・ちょっ、ちょっとトラップが先に聞いてきたんでしょ、もうっ!」
わたしは慌てて立ち上がるとトラップの後を追いかけた。
いつの間にか空が赤くなっていたっけ。
もう・・・・
4年も前の話・・・・・・・
「・・・・・み。・・・若女将っ!!若頭が帰って来ましたよ!!」
「ふえっ?? あ……ご、ごめんなさいっ!ボーッとしてたから。
トラップ、帰ってきたの?」
パステルは眺めていたアルバムをそのままにして、玄関へと走っていった。
「おかえりなさいっ、あなた!!」
今でも憶えている。
締切から解放されて、ひとりで旅館の裏でボーッと空を眺めていたとき。
どこまでも青く澄み切っていて、時々優しい風が髪を撫でていった。
ずっと冒険者として、このメンバーで冒険していられるのかな・・・・
答えは判っている。
いつか離れ離れにならなくてはいけない時が来る。
『いつ』とははっきり言えないけど・・・・。
その日は必ず来ると思う。
でもね、それは悲しい別れじゃない。
それぞれの未来の為なんだって・・・。
クレイは騎士団に入るんだろうな。
トラップは勿論、盗賊団を継ぐだろうし。
キットンはスグリさんとキットン族の再建でもするのかな。
ノルは、メルと一緒に暮らすだろうな。
ルーミィだって、大魔法使いとかになっちゃったりして。
シロちゃんだっも飛び方だって上手になって、人間の姿にもなれるようになってて。
もしかしたら、ルーミィと二人で冒険してたりして。
なんて、通り掛かったトラップを引き留めて言ってたっけ。
「・・・・・しっかし、おめーも暇だなぁ。んなこと考えてられんだから」
「ひどいなぁ。そんな言い方しなくたっていいじゃない!!」
パコンッとトラップの頭を小突いた。
「ってーな。
・・・・それより、おめーは・・・・パステルは何してんだよ」
そう、トラップに言われて考えた。
全く考えてなかったから。
みんなと別れた後も冒険者???
・・・・・・・・無理かも。
じゃあ、小説家???
・・・・・・・・・今だって締切ギリギリなのに。
『うーんうーん』唸って考えていたとき。
突然頭を叩かれた。
「いったーいっ!!」
・・・・・・・・わたし、トラップのことすっかり忘れていた。
「ねぇ、トラップはわたしが名にしてると思う?」
「さぁね」
トラップは立ち上がると口笛を吹きながら歩いて行った。
「何?その答え。
・・・ちょっ、ちょっとトラップが先に聞いてきたんでしょ、もうっ!」
わたしは慌てて立ち上がるとトラップの後を追いかけた。
いつの間にか空が赤くなっていたっけ。
もう・・・・
4年も前の話・・・・・・・
「・・・・・み。・・・若女将っ!!若頭が帰って来ましたよ!!」
「ふえっ?? あ……ご、ごめんなさいっ!ボーッとしてたから。
トラップ、帰ってきたの?」
パステルは眺めていたアルバムをそのままにして、玄関へと走っていった。
「おかえりなさいっ、あなた!!」
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