animeとかメインのちゃんねる。現在は悪魔くん(メフィスト2世×エツ子)かな。
悪魔くん*メフィエツ
伝える事の大切さ
「はぁ…」
学校の帰り道。友達と別れて独りきり。
途端小さな溜息が漏れた。
今日聞かれた、
『いるんでしょ、彼氏』
の言葉に自信をもって返事が出来なかった。
いつの間にか一緒にいて。
いつの間にかそれが当たり前で。
いつの間にか…
いつの間にか…
それがたくさんたくさんあり過ぎて。
大切な言葉を交わす事すら忘れていた。
ううん。
もしかしたら私だけの一方的な想いだけなのかもしれない・・・
気が付いたら、既に家の近くまで帰って来ていた。
「あ…」
頼りない電柱の街灯の下に見慣れた黒衣の姿に足が止まった。
「おかえり、エッちゃん」
「た、ただいま。2世さん」
メフィスト2世さんのなんだかいつもと違う雰囲気。
その微妙な空気に私はわざと明るく、
「今日、来てたんだね。もう家には寄ったの?夕食一緒に食べていくよね?」
早くお家入ろうよと2世さんの前を過ぎ、家の敷地に入ろうとしたら、突然グイッと腕を引かれた。
「!?」
「エッちゃん・・・ オレ、言わなくても通じ合っていればいいと思ってた。でも、それは自己満足だった」
掴まれた腕がジンジン痺れてきた。でも、私にはそれを振り解く事は出来ない。
「今更遅いかもしれない。だけど言わせてくれ」
「2世さん・・・」
「オレ、エッちゃんのことが――――」
***後日***
学校体育館の裏。
「突然呼び出してゴメン。埋もれ木さん、僕と付き合ってくれないか?」
「ごめんなさい」
申し訳なさそうに何度も頭を下げるエツ子。
ばつが悪そうに男子生徒が尋ねた。
「もしかして・・・埋もれ木さん、彼とか居るの?」
パッとあげたエツ子の頬が赤く染まっていた。
そして、
「はい、います」
++++++
えっとコレは大好きな悪魔くんサイトでメフィエツ絵を見て勝手に妄想した話です。
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